小田原東口にあるわずか100メートルに満たない小さな商店街「おしゃれ横丁」の宝飾店「izumiジュエリーシマノ」(小田原市栄町2)の店主、藤沢泉さんが「先代から引き継いだ宝石を大切に」と呼び掛けている。
ブティックやファッション小物などの店舗が軒を並べたことから命名された「おしゃれ横丁」。レンガの小道や壁面があるため「レンガ通り」とも呼ばれていたこともある。創業から31年、おしゃれ横丁に移転して13周年を迎えたのが「izumiジュエリーシマノ」。自社内に工房を持つため、デザインからオリジナル商品の製造までを手掛けている。
藤沢さんは「宝石やアクセサリー類を長く愛用してほしい。最近では、先代から受け継いだ宝石類を売ってしまうケースも多い。でも宝石を買うときには、次の代も使えるからと思うはず。その気持ちを大切にしてほしい」と話す。
藤沢さんは宝石のリフォームを得意とするため、積極的に呼び掛けて古い宝石をよみがえらせている。「先日も、デザイン的に古く感じてしまう、立て爪の高いダイヤの指輪をペンダントにリニューアル。チェーンを新調するも、リフォームで使わない部分を買い取るため費用はお手軽」と話す。
「izumiジュエリーシマノ」が年2回行っている「ピアスフェア」には多くの人が訪れる。その理由の一つがピアスやイヤリングの在庫量。合わせて800点以上があるため、「納得できるまで商品を探せる」(藤沢さん)という。もう一つがリフォームのサービス。藤沢さんは「いつまでも美しく輝いているようにジュエリーを作り、リフォームしていきたい」と話す。
営業時間は10時30分~19時(日曜・祝日は18時まで)。月曜、第1・第3日曜定休。