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温泉供給再開で観光客が晩秋の箱根を楽しむ 大涌谷園地も再開

デザイナーズルームの「ななかまど」と「らいらっく」。上が1階、水の中に入るように階段を下りると浴室。温泉の供給が始まった

デザイナーズルームの「ななかまど」と「らいらっく」。上が1階、水の中に入るように階段を下りると浴室。温泉の供給が始まった

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 台風19号の被害で温泉供給が停止していた箱根仙石原地域の温泉が復旧して1週間が経過し、観光客でにぎわう姿が見られるようになった。併せて、11月15日9時より大涌谷園地(自然研究路を除く)への観光客の立ち入りが許可され復旧が加速する。

鈴木孝太朗総料理長が作り出す「和乃オーベルジュ」を目的に訪れる人が多い

 箱根仙石原地域では、大涌谷から温泉を引いているケースが多い。台風19号のため大涌谷の温泉供給施設が被害を受けたことにより、温泉供給が10月12日より停止していた。「きたの風茶寮」(箱根町仙石原)もその一つ。支配人の越前雄太郎さんは「以前から大涌谷から供給された温泉で『湯の花』を作っていた。温泉供給が停止した10月12日より沸かした湯に『湯の花』を入れて温泉風情を楽しんでもらっていた。11月5日に温泉供給が再開されたときには本当にうれしかった」と話す。

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 「きたの風茶寮」は、「四季の懐石料理を楽しむ 大人のための和乃オーベルジュ」をコンセプトにしているため、利用客の施設選定要素が「温泉」よりも圧倒的に「料理」にあった。沸かし湯でも許容できる個人客が多かったことも幸いした。

 「むしろお客さまに励まされた」と越前さん。「きたの風茶寮」で評判の高い、リビング付き専用露天風呂付き2層式デザイナーズルームの「ななかまど」と「らいらっく」に宿泊した客からは「水面にポッカリと開いたところに階段があり地下に入ると露天風呂。まるでおとぎ話の世界に入ったようで、湧かしていただいた湯でも十分楽しめた」と言われたときには「良かった。楽しんでいただいて」と安堵(あんど)したという。

 15日、大涌谷園地が半年ぶりに再開される。「さあ、これから。箱根が一番美しいとき。皆さんに喜んでもらえるように頑張りたい」と越前さんは意欲を見せる。晩秋から初冬へ移行する箱根。最も風情ある季節を迎える。

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