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小田原「ひもの屋半兵衛」が恒例「お年玉セット」 夫婦円満願い品選び

大半商店の創業者夫婦が仲良く食べていたという「真鰯丸干し」

大半商店の創業者夫婦が仲良く食べていたという「真鰯丸干し」

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 「ひもの屋半兵衛」を経営する大半商店(小田原市東町)が、恒例の年末年始用商品「2020年お年玉セット」を販売している。

「2020年お年玉セット」メインビジュアル

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 西暦がそのまま価格になる恒例のセット販売で、今年は2020年に合わせて2,020円。昨年より1円値上げして販売。4代目店主の椙崎(すぎざき)晃久さんは「今年は夫婦円満をテーマにして商品内容を決めた」と話す。

 「私の店の創業者夫婦も、マイワシの丸干しを仲良く焼いて食べていたと聞く。『イワシは魚へんに弱いと書く。互いの弱いところを補って夫婦で生きていく。イワシは夫婦円満の魚。食べられるだけで幸せ』と話していたらしい」と椙崎さん。

 3回目となる「お年玉セット企画」の内容を考えていた際、漁港のそばで、やや大きめのキンメダイを仲むつまじく食べる夫婦の姿、2つの帆立貝柱を焼いてフウフウ言いながら食べる恋人たちの姿を見たという。

 箱根では、朝食の真鰺(まあじ)の開きを食べる仲良しカップルの姿、小田原の鮮魚店では「かますは、小田原城のお殿様が食べていたらしい」「私たちも食べましょ」と話しながら買い求める中年の夫婦の姿も思い出した。椙崎さんは「そんな姿や思いを大切にして、夫婦円満な2020年になりますようにと願って商品を選んだ」と話す。

 セットの内容は、「金目鯛(きんめだい)煮付け」「真あじ開き」「帆立貝柱粕漬け」「かます開き」「真鰯(いわし)丸干し」の5種8品。価格は2,020円(送料込み)。申し込みは12月25日まで。発送は30日(希望日の指定も可能)。

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