小田原北条氏を陰で支えた風魔忍者の魅力発信を目的に開催する「忍者の日キャンペーン」が2月1日より始まった。主催は小田原市観光協会。
今年で6回目を迎える「忍者の日キャンペーン」。今回は、期間中を「風魔NINJA月間」として、忍者による新たなまちおこしに取り組む。その一環として、これまでの小田原城址公園を中心にした開催から、地元商店街との共催イベントなどエリアを拡大して展開する。
「風魔忍者」とは、戦国時代の約100年にわたって小田原城を拠点に関八州を治めた北条氏に仕えた忍者一党。人気の忍者漫画「NARUTO-ナルト-」に風魔手裏剣や風魔忍者が登場したことなどで、国内外で知られるようになった。小田原市観光協会では、2012年に伊賀上野観光協会や甲賀市観光協会と「忍者の里共同宣言」を行い、小田原ゆかりの忍者である風魔忍者の訴求に取り組んでいる。
2月29日までの期間中に多彩なプログラムで開催する。小田原城本通りにある17店舗では、風魔忍者をコンセプトにした期間限定の特別メニューやグッズを提供する「風魔忍者の特別メニュー&グッズ」を展開。市内6スポットでは参加無料の「風魔忍者スタンプラリー」を開催し、参加者が市内を回遊する仕組みを用意する。2月22日はニンニンニンで「忍者の日」でありながらニャンニャンニャンで「猫の日」でもあることから「猫」と「忍者」の写真や動画を投稿すると、抽選で「猫忍者手拭い」が当たる「忍者ハッシュタグキャンペーン」や、小田原城址公園内にリニューアルオープンしたNINJA館で衣装レンタル「NINJA館で忍者に変身!!」も行う。
2月22日には「ニンニンニンの日」イベントも行う。忍者ショー、手裏剣投げ、忍者スラックライン、まきびしタイムレース、ふわふわ忍者城など、大人も子どもも楽しめるイベント「風魔NINJA遊園地」が商店街に登場する。併せて、ラスカ小田原6階・U-meテラスでは、現代に生きる忍者たちが一堂に集い、小田原ゆかりの風魔忍者を掘り下げながら学べるトークショー「現代で活躍する忍者たちの門外不出のクロストーク」も開催する。
2月29日まで。