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小田原城が「コロナ対策総構」で感染防止 歴史に学んで安全対策

総構をモチーフにしたイラストによるビジュアル

総構をモチーフにしたイラストによるビジュアル

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 小田原城では、新型コロナウイルスの感染防止対策として、戦国時代から強固な防御を誇っていた「小田原城の総構(そうがまえ)」になぞらえてソーシャルディスタンスや、展示手法などを行い、安心して見学できる取り組みを始めている。

「疫病の流行と危機管理」をテーマにした展示コーナー

 「総構」は、戦国時代に北条氏が小田原城とその城下町・領民を外敵の侵入から守るため、周囲9キロメートルに渡り堀と土塁で築いた防衛線。歴史的にも価値あるものと評価され、歴史的遺産とされている。

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 館内では、北条氏のキャラクターを使い、「総構」をソーシャルディスタンスになぞらえたバッジを作成。小田原城スタッフやガイド協会員などが身につけてアピールする。併せて、バッジに使用したイラストを、ホームページから無料でダウンロードすることができる。バッジは天守閣での販売を検討している。北条氏のイラストを活用したソーシャルディスタンスの注意看板も設置。北条氏のイラストを立体的にするなどの工夫をしてアピールしている。

 「疫病の流行と危機管理」をテーマにした展示も行う。伊豆に侵攻した伊勢宗瑞(北条早雲)が、疫病に苦しむ村々の惨状を知り、合戦をやめた事実を紹介。兵士たちに彼らを看病させて民衆の心をつかみ、結果として伊豆支配をスムーズに進めたとする「北条五代記」のエピソードを展示している。

 このほか、サーモグラフィーカメラによる検温、入館者のマスク着用の徹底、飛沫感染防止用クリアカーテンの設置、アルコール消毒液の設置、スタッフのフェイスシールドの着用、展示物への境界線の設置、定期的な手すりや展示ケースなどの消毒、入館者の密集に対しての声掛け、混雑時の入館制限実施、シアターの視聴者数の制限などを行っている。

 小田原城天守閣を管理する小田原市観光協会の原川博明さんは「小田原城では安心して見学いただけるよう徹底した感染防止策を実施。工夫を凝らした関連展示を天守閣内随所に設置している。大変な状況が続いているが、難攻不落と呼ばれた小田原城に相応しく、この局面に立ち向かっていければと思う」と話す。

 開館時間は9時~17時。

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