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ポーラ美術館がオンライントークイベント 美術家の森村泰昌さん招いて6話順次配信

森村泰昌《肖像(ゴッホ)》1985年 高松市美術館

森村泰昌《肖像(ゴッホ)》1985年 高松市美術館

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 ポーラ美術館(箱根町仙石原小塚山)は、開催中の企画展「Connections-海を越える憧れ、日本とフランスの150年」に合わせ、作品の出品協力をしている美術家の森村泰昌さんを招いたオンライントークを2月12日から配信開始した。

森村泰昌さん(美術家)

 第1回の2月12日の配信は「なぜ、ゴッホなのか?」をテーマにしたトーク。森村さんが1985年に製作した《肖像(ゴッホ)》を紹介しながら、ゴッホの作品に魅せられたことや、ゴッホの歩んだ人生に興味を抱いた経緯を話した。

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 森村さんは、ゴッホがパリで印象派の画家たちに反応して明るい作風になるも、弟に宛てた手紙には「印象派という真昼の11時から3時までの時間のほか何も持たない腰抜け」と書いているエピソードを紹介している。

 「自画像的作品」をテーマに作品を生み出し続ける森村さん。「Connections-海を越える憧れ、日本とフランスの150年」に流れる「まねぶ(=まねをする)」ことの意味や重要性、そして森村さん自身の制作にも大きな影響を与えたゴッホや展示されている日本近代の画家たちなど様々な視点から語っていく。

 オンライントークは金曜ごとの配信を予定しており、2月19日(第2回)は「黒田清輝は日本に何をもたらしたか」、2月26日(第3回)は「ゴッホ、セザンヌ、ルノワールを『まねる』」・「.記憶の中の佐伯祐三」、3月5日(第4回)は「ゴッホのひまわり、セザンヌのりんご」・「日本近代の『青春の自画像』」で、4日間で合計6話を配信する。

 ポーラ美術館広報担当の田中令以知さんは「既に企画展をご覧いただいた方から『配信を見てもう一度、来館したくなった』『絵画ではなく写真だと聞いて驚いた。見に行ってみたい』など反響があった。6話までご覧いただければ企画展のテーマをより楽しめる。ぜひ来館を」と呼び掛ける。

 「Connections-海を越える憧れ、日本とフランスの150年」は、情報や人の往来が可能となった時代に、日本とフランスの芸術が織りなした「美の往還」を、ポーラ美術館の西洋絵画及び日本の洋画コレクションを軸に再現する試み。

 開館時間は9時~17時(入館は 16時30分まで)。入館料は、大人=1,800円、大学・高校生=1,300円、中学生以下は無料。4月4日まで。