湯河原十二庵で好評だった御膳シリーズ第4弾「自然薯とうふ丼御膳」が3月21日で終了し、22日から「ネギみそ焼き稲荷御膳」提供が始まる。
多くの人が自然薯のおいしさを再認識した「自然薯とうふ丼御膳」
店主の浅沼宇雄さんがこだわって提供した「自然薯とうふ丼御膳」。土の香りさえ感じられる湯河原・福井農園の自然薯を使用。しょうゆにもこだわり、自然薯の近くの畑でとれたミカンをブレンドした自然薯とうふ丼専用の自家製しょうゆを開発した。「ミカンの酸味が生きたしょうゆが自然薯に合う」と気が付く常連客もいるという。
その一人、山内康晴さんはほぼ毎週、1時間近くかけて湯河原に通う。まず湯河原十二庵でやや遅めの朝食。注文は「ジネンジョトウフゴゼン ミソシルヲナットウジルニヘンコウ シゼンヨウケイシュンカシュウトウノタマゴモ」。その意味は、「自然薯とうふ御膳」のみそ汁を「納豆汁」に変更して「自然養鶏 春夏秋冬のたまご」を付けてという意味。
3月20日も山内さんは9時前後に店に入り注文。「自然薯のシーズンが終わりに近づき、このメニューもいよいよ明日まで。『自然薯とうふ』をワサビ(山葵)と少量の自家製しょうゆで、雑穀米と一緒にいただく。畑の香り感がたまらない。できたてとうふと豆乳と地大豆で出来た濃厚な『納豆汁』は、『あとのせ生姜きゅうり』を入れてショウガ(生姜)の風味ときゅうりの歯応えを楽しむのも最高」と話す。山内さんは「湯河原十二庵」の後、「らぁ麺 飯田商店」を訪れるのが定番。「この2店があるので湯河原に来るのがとても楽しみ」と笑顔を見せる。
浅沼さんは「大変好評でありがたい。再び、自然薯が収穫できるようになれば提供したい。3月22日からは、あの大人気だったおいなりさんが帰ってくる。自家製ネギみそお稲荷さんを炙った一品で雑穀米の食べ応えも抜群。こちらもぜひ」と呼び掛ける。
3月22日から提供する「ネギみそ焼き稲荷御膳」は、炙った稲荷、みそ汁、惣菜2品、漬物、大豆煮、汲み上げ湯葉、引き上げ湯葉の内容。価格は、稲荷3個の場合1,280円。稲荷2個の場合1,180円。