寛永7年創業で箱根エリアに10の宿泊施設を運営する「一の湯」は、「仙石原 品の木 一の湯」(箱根町仙石原)の施設内で車中泊する「車中泊ビギナープラン」の提供を5月8日から開始した。
「仙石原 品の木 一の湯」施設内のパーキングを利用する「車中泊ビギナープラン」
温泉旅館の部屋に泊まらず車中泊し、館内の大浴場、手洗い、電子レンジなどは自由に利用できる「車中泊ビギナープラン」。正式名称は「やってみようよ車中泊 気合いを入れすぎずに非日常感を満喫できる 車中泊ビギナープラン」。
車中泊ができる施設は各地にあるが、温泉が夜や早朝でも自由に入れ、清潔なトイレなどの利用もできる施設は数少ない。場合によっては、「車中泊の予定だったが部屋の中で眠りたい」という変更にも、当日に空室があれば切り替えができるほか、朝食の提供もオプションで可能となる。併せてチェックイン時に人数分のタオルも提供される。
一の湯の大野正樹さんは「発表と同時に予約が入り、予想を超える反応がある。新しい旅行スタイルの一つとして可能性を見ながら運営していきたい」と先を見据える。
価格は、1台1泊3,300円。部屋での宿泊に切り替える場合は1人追加で1万1,000円。6月13日まで。