マツシタ靴店（小田原市栄町1、TEL 0465-24-2233）が販売しているすべりにくいサンダル「ギョサン」から、小田原城をイメージしたカラーバリエーションを用意したシリーズ「小田原城ギョサン」の販売準備が加速している。

小田原城をイメージして色揃えした「小田原城ギョサン」

　ギョサンの発祥は小笠原諸島。すべりにくいため漁師が履き始めたサンダルから「ギョサン」と呼ばれるようになった。いち早く仕入れて販売をしたのがマツシタ靴店。豊富なアイテムとカラーをそろえて新しい小田原ブランドを目指している。

　マツシタ靴店は小田原城をイメージしたカラーをそろえてシリーズ化した新アイテムを発案し、「小田原城ギョサン」の愛称で販売を予定している。7月10日に「ミナカ小田原」で開催された「good day marche」に出店してテスト販売を行い、市場性の確認を行った。現在、価格設定の調査を実施中で確定次第に販売を開始する。

　マツシタ靴店の松下善彦さんは「テスト販売では、歴史があり城下町らしい商品として喜ばれた。2色買いや土産ニーズも高かったのでほっとしている。販売チャネルとして自店のほか、観光拠点や小田原城界隈を想定し現在、商談を進めている」という。小田原ブランドとしての定着を目指す松下さんは、「小田原城ギョサンを履いて登城を」「登城記念に小田原城ギョサンを」と呼び掛けている。