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小田原郊外の田んぼに「赤とんぼ」 移りゆく季節の流れを感じさせて空に舞う

小田原郊外に確認できる「ミヤマアカネ(深山茜)」。トンボ科アカネ属を総称する「赤とんぼ」の一種

小田原郊外に確認できる「ミヤマアカネ(深山茜)」。トンボ科アカネ属を総称する「赤とんぼ」の一種

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 小田原郊外の曽比(そび)地区の田んぼで、ミヤマアカネ(とんぼ)が空を舞い訪れる人々を喜ばせている。

田んぼにいるミヤマアカネ(とんぼ)

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 「アキアカネ」などトンボ科アカネ属を総称する「赤とんぼ」。その種類は50とも言われている。小田原の田んぼに現れている「ミヤマアカネ(深山茜)」は、その一種で美しい赤とんぼとして知られている。

 幼いうちは雌雄とも体色は黄褐色だが、成熟すると雄は全身が赤色に、雌はだいだい色に変化し、盛夏から秋にかけて赤とんぼにふさわしい色になる。安全な米の生産と販売を行う志村屋米穀店の志村成則さんは「今年は7月の後半から赤みが見られるようになり8月に入ると赤くなったとんぼが多くなってきた」という。

 自由研究で赤とんぼをテーマにした小学生や、写真愛好家なども訪れている。志村さんは「移りゆく季節の流れをミヤマアカネが教えてくれる。この地域は無農薬による米づくりをする田んぼが多くなっているので赤とんぼもすごしやすいのでは」と話す。

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