箱根・芦ノ湖「海賊船」の写真を撮り続けている写真家 高橋渉さんの写真展「箱根海賊船-芦ノ湖を舞台に、華麗なる魅力-」が、箱根登山鉄道 宮ノ下駅前「NARAYA CAFE GALLERY」で10月2日から開催される。
「海賊船フォトグラファー」と呼ばれている高橋さん。その写真歴は中学3年から始まる。父親のカメラを手に持ち京阪電鉄の撮影をしたりしていた。高校は写真部。大学は鉄道研究会に所属してシャッターを押し続けて青春時代を過ごした。
卒業後はカメラの量販店に就職するも写真撮影は続行。高橋さんは「その経験がカメラを購入する人々へ適切なアドバイスができた」と振りかえる。30年努めてフリーに転身。本格的な活動を加速した。日本写真家協会、日本写真協会の会員。写真家・メディアライターとしても活躍している。
「高橋さんの写真には特長がある」とフォトグラファーや写真を見た人々がいう。それは、「被写体の持つドラマ、歴史、思い。そして台詞(せりふ)までもが1枚の写真から感じる」という。「フォトジェニックでありながら感情がモンタージュされていく」ともいう。その声を聞いて高橋さんは「そう思っていただくととてもうれしい。写真を撮影する意欲もわき出てくる。これからもOLYMPUS OM-Dのシャッターを押し続けていきたい」と意欲を見せる。
今回の写真展では、高橋さんが撮り続けた海賊船の写真の中から厳選した作品を並べる。既に写真展会場との打ち合わせも終わり準備が着々と進んでいる。
開場時間は、10時30分~17時(初日は13時~。最終日は16時まで)。水曜・第4木曜は休館。10月31日まで。