伊豆箱根鉄道は、「駿豆線・大雄山線の四季折々の沿線風景」「伊豆箱根鉄道 旅の思い出」をテーマに一般から募集した中から13枚の写真を選んで制作した「2022カレンダー」の販売を10月8日から開始した。
2017(平成29)年のカレンダー制作時から、沿線で撮影された鉄道写真を一般から募集している伊豆箱根鉄道。毎年、乗客やアマチュア写真愛好、鉄道ファンなどからの応募作品でカレンダーを制作している。
伊豆箱根鉄道で広報を担当する杉原理恵さんは「レベルの高い148作品の応募があり、鉄道専門誌などで活躍している写真家の金盛正樹さんに、金賞、銀賞、銅賞、入選の13作品を厳選してカレンダーを作成した。地域を誇らしげに走る車両の姿が、多くのレンズを通して描かれている」と経緯を話す。
伊豆箱根鉄道は、神奈川県・小田原駅から大雄山駅まで足柄地域の9.6キロを走る大雄山線と、静岡県・三島駅から修善寺駅までの伊豆地域を走る駿豆線があり写真撮影のポイントは多い。併せて、カレンダーはB3判・縦型仕様で制作され、「写真の占める割合が大きく醍醐味がダイレクトに感じられるため応募する人も多い」という。写真撮影に1年をかけているケースもあり応募される作品のレベルは徐々に高まっている。
杉原さんは「カレンダーで伊豆箱根鉄道の魅力が上手に表現されている。年間を通して見ていただければうれしい」と呼びかける。
販売価格は1,000円。販売部数は2000部を用意。駿豆線と大雄山線の有人各駅と通販サイトで販売する。