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箱根から富士山を撮り続ける遠藤桂さん、「光」を大切にした作品をカレンダーに

30年以上にわたり富士山にレンズを向け続けてきた写真家・遠藤桂さんのカレンダー「遠藤桂 富士山カレンダー 2022」(表紙)

30年以上にわたり富士山にレンズを向け続けてきた写真家・遠藤桂さんのカレンダー「遠藤桂 富士山カレンダー 2022」(表紙)

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 「誰も見たことのないような姿を撮りたい」と30年以上にわたり富士山にレンズを向け続けてきた写真家・遠藤桂さんのカレンダー「遠藤桂 富士山カレンダー 2022」が完成し、箱根写真美術館のオンラインショップなどで取り扱われている。

富士山と光が織りなす作品「遠藤桂 富士山カレンダー 2022」より

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 大正から昭和初期にかけて活躍した風景写真家の山田應水(やまだ おうすい)を祖父に持つ遠藤桂さん。父の遠藤貫一さんも商業写真家として活躍。遠藤桂さん自身は箱根生まれ。「写真」と「富士山」との関わりは生まれたときから始まっていたといえる。

 遠藤桂さんが撮り続ける写真には共通して「光」が重要な役割を担っている。カレンダーは四季と自然環境の中で光が主役となる富士山を引き立たせている。「まるで光の魔術師」「銀幕に光で富士山を描いている」との感想も聞こえる。

 遠藤桂さんは「一人自然の中に身を置き、富士山と対峙していると心が落ち着き、研ぎ澄まされた感覚がよみがえる。カレンダーに掲載する作品には、皆さんが日頃、見られている富士山も選んでいる。『普通の』富士山を美しく表現するために『光』を意識して撮影。大地の鼓動と自然の息吹を感じていただけたら幸い」と話す。

 「遠藤桂 富士山カレンダー 2022」の価格は1,200円。箱根写真美術館の営業時間は10時~18時。入館料は、大人=500円、小・中学生=300円。火曜定休。

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