箱根小涌園天悠（箱根町二ノ平）は、民族衣裳文化普及協会と連携して1月6日に「箱根をきものであるこう」プロジェクトを始動し、「天悠スタッフによる着付け・きもの付き特別宿泊プラン」を期間限定で販売している。

「天悠スタッフによる着付け・きもの付特別宿泊プラン」を提供する箱根小涌園「天悠」

　城下町小田原や街道沿いの宿場箱根地域には着物姿が似合うスポットが多い。「天悠」周囲にも渓谷に面した庭園があり、散策を楽しめる。箱根神社の御祭神・箱根大神が祭られている「箱根温泉神社」、100年の歴史を刻む国登録有形文化財建造物の「貴賓館」もあり、着物を着てのそぞろ歩きに向いている。

　日本の民族衣装「着物」の知識の普及活動をしている民族衣裳文化普及協会が用意した着物の着付けを協会公認の天悠スタッフが行う。プランでは、着物・長じゅばん・半幅帯・草履と、帯板・腰ひも・足袋などの小物もセット。特典として、創業140年の歴史を持つ箱根小涌園内の三河屋旅館内のラウンジ「三河屋カフェ」でのドリンクも付いており、明治時代にタイムスリップしたような時を体験できる。

　箱根小涌園天悠の松木清美さんは「天悠は『自然と和のおもてなし』をコンセプトにしたサービスを提供。美しく格式高い日本の文化を継承する『着物』で箱根を巡り、普段とは違う旅の思い出を作っていただければ」と呼び掛ける。

　料金は1人3万8,500円～（1室2人利用時、消費税・サービス料込み、入湯税別）。夕食＝和洋創作料理、朝食＝和洋ビュッフェ。露天風呂付き客室を用意。男性（着物6点セット付き）は1万円追加。