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小田原にホステル「RYOKAN PLUM」 古民家をリニューアルし2度目の開業

99年の古民家をリニューアルした「RYOKAN PLUM」

99年の古民家をリニューアルした「RYOKAN PLUM」

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 小田原で小さなホステル「PLUM HOSTEL(プラムホステル)」を運営してきた梅宮勇人さんが、昨年12月に築99年の古民家をリニューアルした「RYOKAN PLUM(リョカンプラム)」(小田原市栄町)をオープンし2施設体制となった。

「RYOKAN PLUM」の趣ある和室

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 梅宮さんは横浜生まれ。大学入学時に渡米しニューヨーク州立大学を卒業。帰国しアパレル企業で約10年勤務。「日本を海外の方に紹介できる仕事がしたい」と思い独立し、小田原でゲストハウス事業を起業した。

 PLUM HOSTELのオープンは2016(平成28)年9月。小田原の中心を流れる酒匂川の河川敷をガイドと一緒に走るサイクリングツアーや、地元の小さな酒蔵を訪れて古民家で日本酒を楽しむ酒蔵ツアーなどの体験パックも企画。国内のみならず海外からのインバウンド客にも利用された。特に外国人には好評だと言い、体験紹介サイトで東京近郊のTOP5入りをする評価を得た。

 「でも、PLUM HOSTELだけではニーズに応えられないものもあった」と梅宮さん。PLUM HOSTELはビルの中にあるため、小田原らしく歴史的な古民家に泊まれる体験はできなかった。「この課題を解決するために、古民家の施設を作る必要があった。そう考えていたタイミングで舞い込んできたのが、築99年の古民家物件の話。直ちに『RYOKAN PLUM』とし、2020年2月に一度オープンした。直後にコロナ禍が直撃。大幅な計画の修正に迫られいったん閉店した」と経緯を話す。

 梅宮さんによると、期待していたインバウンド予約はピタリと止まり、宿泊事業の売り上げは前年比9割減になる月もあったという。梅宮さんはその時の状況を「まさに破滅的な状況」と表現した。

 「コロナに負けずに頑張ろう」と思い始め、小田原市内のゲストハウスオーナーたちと連携して、新しい小田原の魅力を発掘して発信する団体「オダワラブレイク」を結成し、未来に向けた企画にも取り組んだ。併せて、経費削減や資金調達など中長期的な視点での経営改善を実施。「この(厳しい)状況があと数年続いたとしても運営を続けられる体制を整えた」という。

 2021年10月25日から事業計画への支援者を募集。143人の支援者が梅宮さんに協力し、予定していた以上の資金を集めて再オープンに弾みをつけた。梅宮さんは「支援してくれた方々が自分の背中を押してくれた」と感謝の気持ちを運営意欲に変えて推進。12月に2度目のオープンを迎えた。

 1922年(大正11年)に地元のガス会社創業家族の民家として建てられた築99年の古民家は風情あるしつらえで、「城下町小田原の歴史が感じられる」と評判が良いという。梅宮さんは「『あなたの旅を豊かにする』をコンセプトに事業運営に全力で挑んでいきたい」と意欲を見せる。

 客室は5室で、スイートルーム101号室「UME」(1階洋室・8人)、201号室「LEMON」(2階和室・4人)、202号室「MIKAN」(2階和室・4人)、203号室「KIWI」(2階洋室・4人)、204号室「KAMABOKO」(2階洋室・2人)。料金はウェブで確認できる。

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