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「湯河原十二庵」の移動販売 他業種と連携して買い物困難地域で販売続ける

「湯河原十二庵」が精肉店の「浅井」など他業種と連携して移動販売

「湯河原十二庵」が精肉店の「浅井」など他業種と連携して移動販売

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 豆腐と湯葉の専門店「湯河原十二庵」が専用の移動販売車で地域を回る移動販売が利用者から喜ばれている。

夕方になると常連客が移動販売車に集まる

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 2009年10月16日にオープンした「湯河原十二庵」。店主の浅沼宇雄さんは「地域や農業、食材に関わる仕事をしたいとの思いから会社を辞めて起業。湯河原や真鶴の山間部の買い物が困難な地域へ出向いて販売を行うことも一つの目標にしていた」と話す。

 店舗販売、店内飲食、量販店などでの出店販売が軌道に乗り始めた2020年。感謝の気持ちを込め、地域への貢献を目指して新たな移動販売車を導入。本格的に「移動販売」を開始した。精肉店の「浅井」など他業種の移動車と連携したことにより利用者の簡便性が高まり好評。移動販売の日を楽しみにしている常連客も多くなっている。

 浅沼さんは「多くの方に喜ばれている。感謝のメールや言葉を頂くことも多い」と話す。移動販売を担当するスタッフの中村一平さんは、冬でも豆腐づくりの作業衣のまま移動販売を取り仕切っている。「寒くありませんか」と声をかけられるも「お客さまこそ。お部屋から出て買いに来ていただくので私が厚着をすることはできません」と答えたというエピソードがSNSで発信され地域の中で話題になっている。

 浅沼さんは「買い物は少なからず1日の中では楽しい瞬間。これをお客様の軒先でやれることはとても幸せ。お客様に最も近い所での商売なのでやりがいもある」と話す。「私どもの店にとっても、店舗販売、店内飲食、出店販売、移動販売とチャネル(販売・流通ルート)が複合化するためメリットにもなっている。移動販売で助けられているのはむしろこちらだと思う。本当にありがたい」と感謝の気持ちを言葉にする。

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