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早雲山駅で若手写真家・大橋史明さん写真展 箱根登山鉄道の四季を収める

春爛漫の中を走る箱根登山鉄道(C)大橋史明

春爛漫の中を走る箱根登山鉄道(C)大橋史明

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 箱根登山鉄道にレンズを向け続けている写真家・大橋史明さんの写真展「絶景!!登山鉄道の四季」が、3月1日から箱根登山ケーブルカー開業100周年記念企画として早雲山駅構内で行われる。

箱根の紅葉が訪れた人々を魅了する

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 大橋史明さんは1996(平成8)年滋賀県生まれ。2018(平成30)年に東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業。在学中に箱根登山鉄道の撮影を続け、作品が評価されてポスター・グッズ撮影を担当。2021年から「箱根ナビInstagramフォトグラファー」として活躍している。今年7月にはキヤノンギャラリー銀座(東京都中央区)で箱根登山鉄道の写真展を予定している

 学生でありながら登山鉄道を撮り続けていた大橋さん。その姿と作品を見て個展開催を支援したのが「NARAYA CAFE(ならやカフェ)」オーナーの安藤義和さん。「私は箱根登山鉄道宮ノ下駅前の地で夢の実現のためにセルフビルドで施設を作りカフェやギャラリー、足湯などを運営している。自分の夢の実現のために箱根登山鉄道を撮り続けている大橋さんの姿に、自分との共通点を見い出していた」と巡り会った当時を振り返る。

 2016(平成28)年6月に開催された大橋さん初の写真展「登山電車ばんざい」は多くの観覧者でにぎわいを見せ成功した。安藤さんは「箱根登山鉄道を主役にしながらもアジサイをはじめとする花々や周りの自然がフォトジェニックに映像化されている。若い感性が新しい箱根登山鉄道の魅力を感じさせてくれた」と話す。

 箱根写真美術館の遠藤桂館長も学生時代の大橋さんを知る一人。学生時代に撮影した写真を見せに遠藤さんを何度か訪ねており、箱根写真美術館が主催する写真教室にも一度参加している。遠藤さんは「学生時代に登山鉄道の写真を拝見した。箱根登山のフォトコンテストで審査をさせていただき、大橋君のモノクロの作品を選んだことを記憶している。どのような写真が展示されるか楽しみ。これからも箱根登山電車を撮り続けてもらえれば」とエールを送る。

 会場は箱根登山ケーブルカー早雲山駅1階改札内。開催時間は始発~終電。観覧無料。4月3日まで。

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