小田原城址公園の桜が満開となり、早く咲いた枝から散る花びらが風で舞って花吹雪となり、訪ねる人々は春を楽しんでいる。
小田原市の桜は市内の人々に春到来を告げていく(撮影=小澤宏さん)
「今年は、お堀に花筏(いかだ)を見られるかもしれない」と話すのは、小田原や箱根、山北地域で林業を営む「林業新月」(小田原市早川1)の下田節さん。
下田さんは「小田原城に桜は良く似合うし絵になる。この光景をいつまでも楽しめるようにしていくのが私たちの年代の役割。老木も懸命に私たちのために花を咲かせてくれている。そろそろ若い木を仲間入りさせるときかもしれない。いつまでも桜咲く小田原城を楽しむために」と話す。
撮影した小澤宏さんは「小田原箱根地域にはいくつかの桜スポットがあるが、小田原城址公園は特に絵になる。小田原城が持つ魅力が桜と共演する。見事なしつらえ。昨日の雨や風の影響もあるが今週が見頃。ぜひ鑑賞してもらえれば」と呼びかける。