小田急箱根グループの箱根観光船（小田原市市城山1）が、7月31日～8月5日に開催される「芦ノ湖夏まつりウイーク花火大会」に合わせて「花火クルーズ」を運航する。

夜のクルーズ体験も魅力の一つ

　箱根観光船は7月から、「夏の想（おも）い出クルーズ」を運航している。第1弾は7月18日の「海の日」に行った「海の日小学生乗船無料キャンペーン」。なじみの少ない旅客船への乗船機会を提供した。

　第2弾は、芦ノ湖の湖上へ打ち上げられる花火を海賊船のデッキや船室から観賞できる「花火クルーズ」の運航。通常の子ども運賃が半額になり、家族全員で楽しめる。

　箱根芦ノ湖では、7月31日の「湖水まつり」に始まり、8月1日「例大祭奉祝花火大会」、2日・3日「箱根園サマーナイトフェスティバル」、4日「湖尻龍神祭」、5日「鳥居焼まつり」まで夏恒例のイベントが続き、花火が彩りを添える。

　箱根海賊船フォトグラファーとして活躍する写真家の高橋渉さんは「芦ノ湖畔から観賞するのとは違う方角で、船上から花火が見られる特別感は格別。船内や展望デッキから花火や音を体感できとても感動的。通常では乗船ができない夜のクルーズを楽しめるので、お勧め」と話す。

　定員は各便350人。料金は、事前予約券（ウェブ予約）の場合、大人＝2,610円、子ども660円（通常1,310円）。当日券は事前予約で余裕がある場合に限り、箱根町港・元箱根港・桃源台港各窓口で当日の17時から販売する。当日券は、大人＝2,900円、子ども＝730円。