箱根小涌園「元湯 森の湯」(箱根町ニノ平)が8月22日より、箱根西麓の「赤紫蘇(あかじそ)」を有効活用した「三島赤紫蘇の湯」を提供する。毎回アイデアに富んだ湯を企画している「SDGsな変わり風呂シリーズ」の一環。
市場に出回らない素材を有効活用し、地元の旬の恵みを広く知ってもらうことを目指す「変わり風呂」。現在までに「湘南ゴールドの湯」や「曽我の梅湯」などを提供してきた。
今回は、県外初となる「JAふじ伊豆」と協力し、コロナ禍で需要が急減したため在庫過多で廃棄も検討されていた箱根西麓地域栽培の「三島赤紫蘇」を使う。
箱根小涌園の神野天洋さんは「三島赤紫蘇は古くから漢方の生薬として重宝されており、『あらゆる病状から蘇(よみがえ)らせる紫色の草』が名前の由来となっている万能薬草。猛暑続きの日々、夏バテになりやすい体力を蘇らせてもらえれば」と利用を呼びかける。
三島赤紫蘇の湯は、箱根小涌園「元湯 森の湯」内の露天エリア「陶器風呂」。営業時間は11時~20時(最終入場19時)。料金は、大人=1,500円、子ども(3歳~小学生)=1,000円。JAふじ伊豆のSNSで8月19日から、大人=800円、子ども=500円になる割引クーポンを配信する。9月30日まで。