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箱根小涌園で「生おからのしっとり湯」 老舗「辻国豆ふ店」の生おから使う

1955(昭和30)年創業の「辻国豆ふ店」では日に50キロほどのおからが副産物として出る

1955(昭和30)年創業の「辻国豆ふ店」では日に50キロほどのおからが副産物として出る

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 秋から初冬へ移り箱根の気温も下がる中、箱根小涌園が10月15日、元湯 森の湯「生おからのしっとり湯」の提供を始めた。

箱根小涌園 元湯 森の湯「陶器風呂」

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 箱根小涌園の神野天洋さんは「箱根もすっかり秋。間もなく初冬になる季節。10月15日に始まった『生おからのしっとり湯』。多くの方に利用していただいたが、11月に入ってから気温も下がり、温泉の温かさで湯上がりの満足感が高まった方が多くなった感じがする」と話す。

 「生おからのしっとり湯」は、1955(昭和30)年創業の「辻国豆ふ店」(箱根町大平台)の豆腐「姫乃水」の生おからを使っている。姫乃水は、「良い素材でじっくりと」をモットーに箱根内輪山の湧水と宮城県産大豆「タンレイ」を使った豆腐。生おからにも風味が残っているという。

 辻国豆ふ店では日に50キロほどのおからが副産物として出る。一部は廃棄されていることから小涌園の変わり風呂として再活用することになったという。

 小涌園では貴賓館ランチメニュー「箱根山膳」をセットにした「元湯 森の湯&蕎麦(そば) 貴賓館セットプラン」(大人4,700円)を4,000円で提供。神野さんは「テストで入浴してみると、なかなか良かった。おからにも大豆イソフラボンが多いと聞く。利用していただき温かい湯上がりを楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時~22時(最終入館は21時30分)。入場料は、大人=1,500円、子ども(3歳~小学生)=1,000円。11月27日まで。貴賓館セットプランの優待は11月27日まで(火曜・水曜を除く)。

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