小田原を拠点に活動を続ける「演劇プロデュース『螺旋階段』」は、2005年創立の旗揚げ公演作品「RAIN(レイン)」に再挑戦し、次のステージへ飛躍の第一歩としてクリスマス公演(第32回公演・12月23日~25日)で上演する。
作・演出をする緑慎一郎さんは「自分たちにとって記念すべき作品に再度挑戦する。いくらかなりにも成長した証として作品に磨きをかけ改訂し演じていく。それが次のステップに挑戦する第一歩」と公演の経緯を話す。11月後半に入り公演まで残り1カ月。稽古にも熱が入っているという。
あらすじは、2006年12月の雨が強く降る夜の三井探偵事務から始まる。一人の男がこの事務所にタイムスリップしてくる。自分がどうしてここにいるのかもわからない男は、探偵事務所のメンバーにあることを依頼する。男が飛んできた理由とは何なのか、男は何のためにやってきたのか、全てがわかるときクリスマスの夜に小さな奇跡が起こるという物語。
制作を担当する田代真佐美さんは「劇団にとって、『三井探偵事務所』は、シリーズ化し評判の良い作品。それだけに思い入れも強く、新たなスタートを切る意味でも旗揚げ公演の作品を改訂し上演することにした。積み重ねてきた劇団としての力を存分に発揮する作品なのでぜひ劇場に」と呼びかける。
題名=演劇プロデュース「螺旋階段」第32回公演「RAIN(レイン)」。日程=12月23日~25日。開演時間は、23日=19時、24日=13時・18時の2回公演、25日=13時。会場=小田原市渉外学習センターけやき。チケット(前売り)=一般2,500円(当日3,000円)、学生1,500円。