3月18日「睡眠の日」に箱根の老舗「吉池旅館」で心地よいささやき声による新しい時代の子守歌「sasayaki lullaby（ささやきララバイ）」の生演奏を聴きながら眠りに落ちる「寝落ちするための演奏会『ZZZN（ズズズン）－LISTEN AND SLEEP－』」が開催された。主催はNTT東日本、NTT DXパートナー、ZAKONE。メインパートナーに「妄想と具現」をテーマに、30職種を超えるクリエイターやアーティストが集まるコレクティブKonelが参加し、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、Finder&Giverが協力した。

ささやき声でリアレンジカバーした曲を披露

　睡眠市場発展を目的として吉池旅館を会場に「眠り」×「エンターテイメント」×「テクノロジー」組み合わせた睡眠型演奏会宿泊イベント「ZZZN（ズズズン）－LISTEN AND SLEEP－」。NTT東日本では、新たに睡眠市場への参入を予定している企業や既に睡眠市場で活動している企業との共創による仮想コミュニティ「Sleep Network Hub『ZAKONE』」を2022年9月にグランドオープンし、参画企業と共に睡眠課題の解決に向けた取り組みを進めている。

　演奏会は、お昼寝ライブとしての「DAY LIVE」と、おやすみライブ"としての「NIGHT LIVE」の2回実施。「sasayaki lullaby」のリストの中からワン・ダイレクション「What Makes You Beautiful」、ザ・チェインスモーカーズの「Closer」などの曲をささやき声でリアレンジカバーした5曲を披露。今回は、睡眠情報をトラッキングする睡眠専用デバイス「ブレインスリープ コイン」を活用し、参加者や宿泊者が寝落ちすると赤色灯が消灯し入眠していることを可視化するなどライブと連動した演出を行った。

　主催者するNTT東日本・ビジネスイノベーション本部スリープテック事業の尾形哲平さんは「当初は中庭でのライブを予定していたが、雨天のため、急きょ200畳の大広間でのライブに変更。デイライブでは参加者の方々が、畳に雑魚寝しながら生演奏を聞くという新しい睡眠体験がつくれた。ナイトライブに関しても、リアルタイムの睡眠データと照明を連動させ、幻想的な空間をつくれた。参加された方々から満足の声もお聞きし、総じて良いイベントになった。これからも睡眠をテーマに多岐にわたる分野のパートナーとのコラボレーションを促進し、デジタルとエンタメ性を掛け合わせ、睡眠課題の解消に貢献していきたい」と先を見据えた。