小田急電鉄は、3月15日に就役15周年を迎える特急ロマンスカーMSE(60000形)と3月17日で就役5周年を迎えるGSE(70000形)を記念して、「未来に向かって走り続ける」をコンセプトにデザインした記念ヘッドマークを掲出して運行する。掲出期間は、MSEが3月31日~2024年3月14日、GSEが3月29日~2024年3月16日の1年間。
特急ロマンスカー・MSE(60000形)は東京メトロ千代田線内に乗り入れ、初めて地下鉄を走るロマンスカーとして2008年3月に就役。多彩な運行が可能であることから「多くの」という意味を持つ「Multi」を用いて「Multi Super Express」の略でMSEと命名された。JR東海御殿場線に乗り入れる特急としても使用され名実ともに「Multi」な活躍をしている。
特急ロマンスカー・GSE(70000形)は2018年3月に就役。GSEとは「Graceful Super Express」の略で、「優雅な」という意味を持つ「Graceful」を冠している。特急ロマンスカーの象徴である展望席が復活。前面窓に大型の1枚ガラスを使用しダイナミックな眺望と開放的な空間を提供している。
3月29日には「ロマンスカー・GSE就役5周年記念ツアー」、3月31日には「ロマンスカー・MSE就役15周年記念ツアー」も行われる(いずれのツアーも申し込み終了)。ツアーでは、GSE・MSEそれぞれの開発に携わった小田急の担当者がデビュー当時の様子について車掌用マイクを通じて振り返る。