複合施設ミュージアムパーク「はこにわ」(箱根町芦ノ湯、TEL 0460-85-1321)が4月26日、箱根にオープンする。
「箱根ドールハウス美術館」を中心に約9500平方メートルの敷地を活用
2016 年夏に温泉地・芦之湯にオープンした「箱根ドールハウス美術館」。運営するピエロタ(東京都中央区)は、箱根ドールハウス美術館を含む約9500平方メートルの敷地を活用しミュージアムパーク「はこにわ」として再生する。
日本ではドールハウス(人形の館)は「子どもの玩具」というイメージが強いが、海外では大人のファンが多く、ミニチュアの美術工芸品として評価されている。
箱根・小田原ゆかりの童謡作家・北原白秋は「子どもに返ること。子どもに返らなければ、大自然の命の流れは分からない」という趣旨の言葉を残している。「はこにわ」ではこの言葉を大切にして、ドールハウスの世界を通して「子どもと一緒にコドモになれる」をコンセプトにして施設を拡充。遊んで学べる場所づくりを行い「まるでおもちゃ箱のような世界」をつくり上げてきたという。
「はこにわ」では、箱根ドールハウス美術館に加え、「大人も乗れる乗り物」と「大人数で泊まれる宿泊施設」を新設。広々とした自然を生かし、外庭に敷いた線路の上にミニSL列車を走らせ、さらに公道走行可能なミニカーでの周遊も楽しめるようにした。併せて、美術館鑑賞後にアート空間にグループで滞在できる一棟貸し「コンドミニアム『はこヴィラ』」も整備する。
新美康明館長は「子どもも大人も一緒になって遊んで学べるミニチュアの世界を箱根につくり上げた。ぜひ楽しんでいただければ」と来館を呼びかける。
営業時間は10時~17時30分。「はこにわ」入場料金は、大人=1,800円、学生=1,500円、小学生=1,200 円、小学生未満無料。「はこにわ」施設全て利用可(箱根ドールハウス美術館の鑑賞料とSL列車利用料含む)。「はこヴィラ」宿泊料金は、土曜・日曜・祝日=7万5,000円~、平日=5万2,000 円~(宿泊期間有効の「はこにわ」チケット2人分付き)。