見る・遊ぶ

箱根の強羅・宮城野で「大文字焼」と花火の競演 臨時便と夜間営業も

箱根強羅公園から見る大文字焼きと花火の競演

箱根強羅公園から見る大文字焼きと花火の競演

  • 0

  •  

 箱根登山鉄道(小田原市城山)は8月16日、強羅・宮城野エリアで開催される「箱根強羅温泉大文字焼」観覧者のため、箱根登山電車と箱根登山ケーブルカー(鋼索線)で臨時列車を運行し、早雲山駅2階「cu-mo(クーモ)箱根」と「強羅公園」が夜間特別営業を実施する。

多くの観覧者でにぎわいを見せる「箱根強羅温泉大文字焼」

[広告]

 有縁無縁の霊を慰める「うら盆」の送り火として1921(大正10)年に始まった大文字焼き。明星ケ岳の山腹に3メートルほどの「箱根女竹」を直径30センチほどに250本束ねる。これを「大」の輪郭に沿って2重に立てて点火。「大」の字の「一」は長さが108メートル、文字の太さは 7.5メートルになる。大文字の文字がくっきりと表れるとフィナーレを迎え、約2000発の花火が打ち上げられ、箱根の夜を鮮やかに染める。

 箱根一帯の施設に宿泊する観光客や住民が強羅・宮城野地域を訪れるため、箱根登山鉄道が臨時電車を運行し、快適に観賞できるようにする。登山電車では、箱根湯本駅発→強羅駅行きを2本(18時55分・20時58分)、強羅発・箱根湯本駅行きを3本(20時18分・20時28分・21時3分)運行。箱根登山ケーブルカーは、強羅駅発・早雲山駅行きと早雲山駅発・強羅駅行きを共に8本(18時35分・50分、19時7分・25分・55分、20時20分・45分、21時20分)運行する。

 大文字焼きと花火の競演が楽しめるクーモ箱根は営業時間を19時30分まで、展望テラス有料観覧席は20時30分まで延長する。

 箱根強羅公園も無料観覧席(約130席)を設け、園内サンドイッチ料理店「一色堂茶廊」がテイクアウト販売する。営業時間も21時まで延長する。

 箱根登山鉄道施設事業部の本城あかねさんは「大文字と花火が作り出す箱根絵巻。日中では味わえない夜間のクーモ箱根と強羅公園で、箱根の歴史が継承されている祭り気分を楽しんでいただければ」と来訪を呼びかける。

 大文字焼きの点火は19時30分を予定する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース