箱根・旧東海道沿い「雉子亭 豊栄荘」(箱根町湯本茶屋)のサービス部門リーダー、日野しずくさんが「日本の宿 おもてなし検定」1級に合格した。
旅館・ホテルの接遇力向上や人材育成を通して、「おもてなし」の最終目標である宿泊客に「より大きな満足と感動」の提供をすることを目的とした「日本の宿 おもてなし検定」。日本旅館協会、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、JTB協定旅館ホテル連盟が共催し、「日本の宿おもてなし検定委員会」が2009(平成21)年から実施している。
検定は、旅館の仕事を始めたばかりの新人レベルからスタートし、「3級(基礎)」「2級(応用)」「1級(指導)」を設定。今回、挑戦した「1級」合格者は日野さんを含め全国でわずか3人。
原健一郎社長は「1級はおもてなしのプロとして指導することも役割としている。この合格を機会に、日野さんを中心にして、9月から全社的におもてなしのプロになるように活動を始める。宿泊客の箱根でのひとときが、より素晴らしいものになるようにしていきたい」と意欲を見せる。