小田原の「魚」を通して地域の活性化や地魚を活用した商品開発に取り組んでいる小田原地魚大作戦協議会は9月9日15時から「港の夜市大作戦」を開催し、会場となる小田原漁港は市民や県内外からの来場者でにぎわいを見せている。
「港の夜市大作戦」のステージイベントの司会「魚芸人はっとり君」
小田原漁港周辺の鮮魚店、飲食店、卸業に携わる若手水産関係者によって構成された「小田原地魚大作戦協議会」。これまでに「小田原おさかな通り」の命名や商品開発と販売活動を行い、独自ブランドの立ち上げなど積極的な活動を展開してきた。「とろさば棒」「漁師のさばフレーク」「港の飯どろぼう地魚なめろう」「港のおしゃれ番長地魚カルパッチョ」「あんこうカレー」などの商品を提供し話題づくりにも貢献してきた。
小田原地魚大作戦協議会のシンボル的な活動として2019年に「港の夜市大作戦」を行い、小田原漁港の魅力と小田原の魚のおいしさを広く発信した。その後、本格的な開催を控えていたが、今年は4年ぶりの開催になった。
新鮮な魚介類を肴に「港の浜焼きビアガーデン」「地魚ビンゴ大会」「ステージイベント」などが行われた。注目は「73.2キロの巨大なオシツケ(アブラボウズ)の解体ショー」。小田原地魚大作戦協議会の田川修三会長は「あまり知られていない夜の港の独特の雰囲気にスポットライトをあて、夜風が通り抜ける夏の終わりに『美味しい』と『楽しい』を満載したイベント。ありがたいことに多くの方々が来場してくれた。漁港のにぎわいは地域のエネルギーの源になる」と喜びを表す。
運営事務局長の柏木雄介さんも「今日は、朝から全員で準備作業を行った。朝どれの地魚も良質な魚が水揚げされていた。来場者からは『朝どれ地魚セット』をはじめ、豪華景品が100本以上あたる『地魚ビンゴ大会』が人気」と笑顔を見せる。
18時過ぎからは「地魚ビンゴ大会」が始まり、会場は熱気に包まれた。