伊豆箱根鉄道は大雄山線(小田原~大雄山)の終着「大雄山駅」の副駅名権(ネーミングライツ)スポンサー契約を下田組(南足柄市関本)と締結し、2月14日から2年間、駅名が「大雄山駅 夢をカタチに」になった。
既に伊豆半島を走る駿豆線(三島~修善寺)では2023年1月、副駅名権のスポンサー契約を開始。現在までに全13駅のうち9駅で沿線企業と締結している。大雄山線では今回の契約が初事例で、今後、他の駅でも募集する。
下田組は大雄山駅の最寄りに本社を構える総合建設会社。南足柄市のシンボルとなっている「はこね金太郎ライン」や「道の駅 金太郎のふるさと」の施工実績のほか、移住定住プロジェクトを推進するなど、南足柄市の発展に寄与。企業スローガンに「夢をカタチに。」を掲げている。副駅名にこのスローガンを利用し、企業姿勢を地域にアピールする。
伊豆箱根鉄道の杉原理恵さんは「大雄山線は来年で100周年を迎え、下田組も昨年創業130年を迎えている。両社は古くから南足柄市の地に根差し、地域の発展に寄与。今回の締結により両社が連携していくことで、さらなる相互発展と地域の活性化を図っていく」と先を見据える。
下田組には、2年後の駅名ネーミングライツ更新時の優先交渉権も与えられる。