「食べておいしく、見て楽しい」をテーマにパンの製造販売を手がける「パン工房ジョイ」(小田原市永塚)が本格的なベーグルの製造を開始し、3月23日開催の「ぱんマルシェ」で初披露した。
ベーグルに挑戦した三浦昌弘さんは「仕事の関係で2008年頃からニューヨーク住まいをする友人から1枚の写真を見せられベーグルの美味しさとその歴史を聞かされてきた。『いつかやってみよう』と思っていたが、それが今年になった」と開発と製造の経緯を話す。
話題の「ラムネあんパン」(2016年)などを販売していることで知られるパン工房ジョイ。多様化する消費ニーズに対応する必要が高まったこともあり、ベーグルの製造を開始した。基本はニューヨーク式ベーグルに近く、カリッと焼き上げながらも内側は柔らかくもっちり感のあるテイストに仕上げている。
商品ラインナップは、プレーン(250円)、ベーコンチーズ(350円)、ブルーベリー(350円)、ストロベリー(300円)、セサミ(300円)。今後、購入者の意見などを踏まえてアイテムの拡大も視野に入れるという。
三浦さんは「多様な味や新しい食感など消費者ニーズの変化がうかがえるので、ベーグルをの販売を開始した。試食でも良い評価を頂いており、イベント出店での販売成果を見ると評判も良い。これを一つのきっかけにして新たな挑戦をしていきたい」と話す。