観光地箱根の渋滞緩和のための実験として7月24日より箱根全5カ所で行われている「箱根パーク&サイクル」が約1カ月経過し、その効果が現れ始めている。
同実験は神奈川県小田原土木事務所道路維持課が行うもので、「車から見えない箱根に会える」をテーマに芦ノ湖岸、仙石原など5カ所で計50台の電動アシストサイクルを貸し出し、交通手段をマイカーから電動アシストサイクルに替え、渋滞緩和の効果とエコを取り入れた新しい観光周遊の方策を検証するもの。
貸し出し料金は1時間単位で、箱根湿生花園=700円、箱根高原ホテル=500円、県立芦ノ湖キャンプ場=525円、箱根園=700円、恩賜箱根公園駐車場=500円。利用特典として、100カ所以上の施設・飲食店の割引クーポンや特製観光手形・特製サイクルマップなどを用意した。
同課担当の小山真生さんは「昨年より規模を拡大して調査を行っていることや、ガソリン高騰の影響などもあり順調な効果を見せ始めている」と話す。
実験は11月30日まで。