訪日観光客誘致FB「日本人の日本旅遊指南」、小田原の企業が開設

推進リーダーの吉田皓一さん

推進リーダーの吉田皓一さん

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 台湾、香港、シンガポールなどの中華圏に向けて訪日観光客を誘致する日本情報配信フェイスブックページ「日本人の日本旅遊指南」のファン数が、SNSを使った先行プロモーションで10万人を超えた。

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 同ページを立ち上げたのは、物流・貿易全般を業務としている「はぴふる」(小田原市久野)。新規の事業として情報発信事業を推進している。リーダーは吉田皓一さん。中国語に堪能で、学生時代から今に至るまで多くの台湾や香港の人との交流してきた人脈や台湾在住の経験を生かし、中華圏のユーザーが望む情報に特化して情報発信している。

 同ページは、現地通信社である中央通訊社(CAN)で取材され、台湾Yahoo!、台湾MSNなど10以上の現地メディアで大きく取り上げられている。

 現在、日本のクーポン情報を集約したウェブサイト「楽吃購(レッツゴー)日本」を制作中。中華圏の訪日観光客が日本に値引きの習慣が少ないことに戸惑いを持っていることに着目し、観光客が訪日前にゆっくりと検討できるようにする。「楽吃購」は、中国語で「遊ぶ・食べる・買う」という意味があり、「ラーチーゴー」と発音。Let's goとかけている。第1弾として「大阪版」が、2012年5月初旬にオープンする予定。

 推進リーダーの吉田皓一さんは、台湾と香港を合わせた訪日客数が中国を上回っていることを重視。情報発信を、台湾、香港、シンガポールに絞った。「このターゲットは個人旅行が多く、リピーターの割合も高い。定番スポットはすでに何度も観光したことがあるので、ありきたりな情報では役立たない。よりディープでよりタイムリーな情報の発信を行ってきたことが多くのファンに評価されたと思う」と話す。

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