箱根湯本で秋の風物詩「箱根大名行列」-88,000人でにぎわう

箱根湯本温泉芸妓連による華やかな手踊り

箱根湯本温泉芸妓連による華やかな手踊り

  • 0

  •  

 箱根湯本で11月3日、「箱根大名行列」が行われ、約88,000人の観光客でにぎわいを見せた。

[広告]

 文化の日に合わせて行われる同行列は、江戸幕府三代将軍徳川家光の時代から始まった参勤交代を小田原藩の格式にならって構成し、1935年から毎年実施されているもの。現在では箱根の秋の風物詩として定着している。

 総勢約450人の行列は、9時45分に湯本小学校~早雲寺を出発。約6キロのルートを行進し、通過コース上にある弥栄橋や湯本大橋などでは火縄銃の演技が行われ、その銃声の迫力に観光客は大きな歓声を上げていた。

 当日は、地元の小学生や在日米陸軍軍楽団などの吹奏楽団や立教大学のマーチングバンドも参加したほか、箱根湯本温泉芸妓連110人による華やかな手踊りも加わり、行列に華やかさを添えた。

 箱根湯本観光協会の久保寺治郎会長は「今年は箱根湯本駅の工事のため、駅が非常に狭くなっていたことや国道1号線の使用許可についてなどいくつかの懸念事項があったが、結果的にクリアでき、観光客にとって見やすい場所で行列を楽しんでもらえて良かった」と話す。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース