小田原のナチュラル菓子工房「citron（シトロン）」（小田原市小八幡、TEL 0465-43-2364）で現在、長野産リンゴを使った「りんごパイ」を販売している。

本来の味が生きている低農薬栽培のリンゴ

　店主でパティシエの大和田芳実さんは「長野県の山下フルーツ園から低農薬栽培で特級品のおいしいリンゴが届いた」と話す。山下さんのリンゴの味を生かすため、フランス修業で体得した菓子作りのノウハウを生かし商品化したという。価格は1個300円。

　やや小ぶりに仕上げ、甘さを抑えてリンゴ本来の味を生かしている。焼き上がりを待って購入する人もいれば、冷凍したものを購入し贈答に使う人も多いという。「数多くの冷凍と解凍テストを繰り返した結果、菓子本来の味が損なわれない確証を得た」と大和田さん。

　「この『りんごパイ』が一番おいしいと買い求めに来てくれた時は本当にうれしかったし、自信がついた。お菓子を食べてもらい笑顔になってくれると作りがいがある」とほほ笑む。

　営業時間は10時～16時30分。定休日はホームページで確認できる。