間伐、枝打ち、下刈りなどを手掛ける「林業新月」(小田原市早川1、TEL0465-25-2811)は、間伐材の有効利用する一環として「間伐材ロケットストーブ」と「間伐材ろうそく」の販売を開始した。
「新月に切った木は虫がつかず腐りにくい」とのいわれから社名をつけたという同社。神奈川県西部の山北エリアの間伐材を有効活用として、火力が強く3時間ほど利用でき暖も取れる「ロケットストーブ」と、スウェーデントーチなどと呼ばれる「ろうそく」を開発。効率の良い間伐材活用に弾みを付けた。
両商品は、キャンプなどのアウトドア利用のほか、災害時の調理や暖房での利用を視野に入れ、加工処理する。通常は、庭先での椅子やテーブルとして利用しながら保管できる。
同商品の存在と活用方法を広く伝えるため、8月7日に開催される「小田原まちなか軽トラ夕市」にブースを確保してPR活動を実施。当日はロケットストーブで暖めたジビエ料理を振る舞う。
同社の下田節さんは「私たちの仕事は『きこり』。山の事、森の事、木の事を一番知っている。間伐材を上手に活用することは、結果として山や森を守ることにつながる。さらに、この商品は災害時に私たちの命をつないでくれる可能性がある」と話す。
「小田原まちなか軽トラ夕市」の開催時間は17時~20時30分。