「富士夢祭り」目指して箱根路を踏破 夢とみこしをリヤカーに積んで

小田原の宿泊施設「Wara no bag」に到着したメンバー

小田原の宿泊施設「Wara no bag」に到着したメンバー

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 富士山頂上で開催される「第12回富士夢祭り」を目指して「東京黄色富士神輿(みこし)チーム」が8月3日、リヤカーに黄色い富士山を模したみこしを積み、「最大の難所」と言われる箱根路を踏破した。

旧東海道「甘酒茶屋」で一息入れるメンバー

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 「ぼくらのゆめ天までとどけ」をテーマに、8月9日に開催される「富士夢祭り」。日本中から自分の夢を書いたハンカチを集め、赤い糸で結ぶ。富士山噴火口の周囲(3.7キロ)を参加者が手と手をつないでハンカチと共に一周。その様子をヘリコプターで撮影し、日本中に元気のエールを送ることを目指している。

 祭りにつきものの神輿は、北海道や沖縄から富士山に向かっており、「東京黄色富士神輿チーム」もそのひとつ。参加者は日本各地から徒歩で、リアカーで、バスで富士山頂を目指している。

 今回、箱根路を踏破したメンバーは、富士夢祭り「東京黄色富士神輿」を2週間全部担ぎ歩く川角亞希さん、富士山頂で23歳の誕生日を迎える平岡愛さん。難関の箱根路で男性としてのパワーを発揮した島田淳之介さんと、申(さる)年にちなんで猿のコスプレをする鳥羽玲糸さんの2人が箱根湯本から加わり、箱根路(旧東海道)に挑戦した。平塚~小田原間では川崎ちひろさんも応援参加した。

 この後、メンバーは、富士山のふもとでリヤカーを置き、みこしを担ぎながら静岡県側の日本最古の富士登山道を0合目から登る。「このルートはここ4年、3人から17人の精鋭たちが登ってきたコース。それだけに失敗は許されない」と川角さんと平岡さん。

 9日までには山頂に到着していなければならない。富士山頂目指して最後の挑戦がまもなく始まる。メンバーは「なんとしてもみこしを富士山頂まで運ぶ。それが私たちの使命だし、私たちの喜び」と声をそろえる。

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