小田原市内で2月11日、歴史と由緒あるひな人形を飾る「おだわら雛(ひな)の道中~おひなさまのひなたぼっこ~」が始まった。主催は「小田原やんべぇ倶楽部」と、NPO法人「小田原まちづくり応援団」。
1820(文政3)年製の小さな張り子のひな、明治中頃のひな、大正時代の初節句に飾られたまめひな、昭和10年ごろの御殿付きひななど、城下町小田原には多くのひな人形が保存され飾られてきた。3月3日には、子どもたちは街の中のひな人形をめぐり歩く習慣もあったという。
「あの日に帰る雛めぐり」をテーマに開催している同イベントは今年で14回目。子どもの成長とともに飾る機会が少なくなったひな人形を飾り、小田原市内をひな人形で満ちあふれることを目指し、31の店と施設が参画する。期間中、「ナックガーデンプレイス」「清閑亭」「板橋 内野邸」「大長院・集会舎」「ゲストハウス侍御宿」ではひな人形に関係したイベントも開催する。
小田原駅観光案内所ほか市内各所では現在、マップを掲載したパンフレットを設置している。3月5日まで。