箱根の秋の名物「仙石原高原のススキ」が見ごろを迎え、連日多くの観光客でにぎわいをみせている。
約18ヘクタールにわたって広がる台ヶ岳(1,053メートル)のふもとに群生するススキ野原は、毎年9月の終わりごろから見ごろを迎え10月に入ると徐々に綿毛が開き高原一面が美しい黄金色に染まる。
背丈ほどに成長したススキの中を散策する観光客の姿や、思い思いのポイントで撮影する姿が見られ、中には撮影のために三脚、脚立まで用意してきている人もおり、同地の人気の高さをうかがわせる。
周辺には期間限定で臨時の無料駐車場4カ所(箱根湿生花園、仙石原浄水センター、高原ふれあい広場など)を用意するほか、土曜・日曜・祝日限定で箱根湿生花園~台ヶ岳~仙石高原を巡回する「仙石すすきバス」も特別運行しており、仙石高原をはじめ秋の箱根を周遊できるようになっている。
箱根町観光課の伊藤和生さんは「ススキは9月の下旬から見ごろを迎え、おかげさまで連日多くの観光客が訪れてきている。11月上旬くらいまで楽しめるのでは」と話す。
「仙石すすきバス」の運賃は160円。運行は11月8日まで。