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小田原・国府津で「NIGHT MARKET」 地域の人々が静かに集いつながり再確認

穏やかな日々が戻ることを願って「NIGHT MARKET」

穏やかな日々が戻ることを願って「NIGHT MARKET」

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 小田原郊外の国府津にあるBLENDで、10月16日の日没から「NIGHT MARKET」が開かれ、ぶらりと訪ねて「コロナに負けずに生きているよ」と顔見せする地域の人々がマスク姿で距離を保ちながら集まった。

BLENDを主宰する杉山大輔さん

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 「山・海・人・家・合・商・農・職」の8文字が作り出す領域の拠点となる空間を提供するBLEND。コワーキングスペースの「BLEND-Coworking」、多目的スタジオの「BLEND-Studio」、泊まれる海小屋「SEA CABIN」、ロフトづくりの空間「PARK」、元郵便局のレンタルスペース「POST」で構成されている。

 BLENDでは、コロナ禍では出荷先が少なくなった生産者を支援するため「無人販売商店」を定期的に開催し生産者と消費者との接点づくりの場を提供し地域経済の再興に貢献してきた。

 BLENDを主宰する杉山大輔さんは「その流れの一環として『NIGHT MARKET』を再開した。コロナ禍でも生き続けてきた地域の人々がマスク姿の顔を見せることで、健在であることをアピールし、人とのつながりを再認識する機会の提供を行ってみた」と経緯を話す。

 会場には、無農薬・無肥料「FromTheField」、トルコランプ販売の「CHIGASAKIらんぷ亭」、Tシャツからリメイクしたドッグウエアーの「UMICO」、カバラ数秘術の「Larimar」、ベニヤを使ったアウトドア家具の販売「YAMAGOMORY」、唐揚げ弁当の「FOOD TRUCKING」、生ビールとソフトドリンクの「BLEND居酒屋」、耳つぼジュエリー&アルコールインクアートの「Bicotty」、フルーツサンドやブルドポークの「パン工房ジョイ」、ファンが多い「旅する珈琲屋」、テーブルでマジック披露する「マジシャンじゅん」の各店が出店参加。会場内ではケンネル青木さんのスティールパンの演奏が行われた。

 杉山さんは「僕は、スティールパンの演奏が建物からはみ出た音と波の音が交わる場所を探し出し唐揚げとビールを楽しんだ。こんなたわいないことから地域のつながりづくりが再開し、マスク越しだけども笑顔があふれていくことになるはず」と期待を込めた。

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