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タイガーマスク「美味な食事を」-小田原の児童擁護施設、寄付金でホテルのフルコース

会場となるヒルトン小田原リゾート&スパ。幼稚園の年長以上47人が参加する

会場となるヒルトン小田原リゾート&スパ。幼稚園の年長以上47人が参加する

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 タイガーマスクから寄付を受けた児童擁護施設「ゆりかご園」(小田原市酒匂)が子どもたちのために「ヒルトン小田原リゾート&スパ」(小田原市根府川)での食事会の開催を決めた。

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 昨年のクリスマスに始まった「タイガーマスク現象」。小田原では元日に児童相談所にランドセル6個が届いた。今回は同施設に宛てた封筒に現金100万円が入っていたという。

 同封の手紙に「私のお願いはランドセルなどよりもまず、きちんとした美味な食事を」と書かれていた。フランスのレストランオーナーが月に一度、施設の子どもを招待している例を挙げ、贈り主はそれに共感したという。同施設はその意向を受け、ヒルトン小田原リゾート&スパに食事会の開催を打診。

 同ホテルは「思いやりの心の輪を広げる活動に参加できることが光栄」と、食事を用意することを決めた。2月28日にビュッフェ、3月8日にフルコースを提供。水口雅司総料理長が料理を作る楽しさなどを話すほか、「心に残る演出で盛り上げる」という。「子どもたちにとって特別な日となるように、もてなしたい」と同ホテル広報の河村美紀さん。

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