小田原城址公園(小田原市城内)の桜が風に舞って「桜吹雪」となり、お堀を淡い桜色に染め観光客を喜ばせている。
3月27日に開花した小田原城址公園の桜。4月1日・2日には満開になり、開花から満開までの期間が短かった。イベントが開催される土曜・日曜の天候に恵まれず風も強かったが、気温が抑えられたため花は長持ちした。例年なら遅れ気味になるお堀端通りの桜も歩調を合わせて咲き、桜一色になる光景が見られ花見客を喜ばせた。
小田原城のお堀には、散った桜が水面をピンク色に染め、風が水面を揺らすと美しい桜の波ができる。小田原市観光課で城址公園を担当する二見典克さんは「開花後、6日には箱根に雪が降るなどして気温が低く花が長持ちした。一昨日あたりから散り始め花吹雪となっている。小田原城、お堀、花吹雪が素晴らしい春の光景をつくり出している」と話す。