箱根のフリーマガジン「ミスモ箱根」を発刊するインクルーブ(神奈川県川崎市)が現在、箱根・小田原に特化した英語版フリーマガジン「MiSMO HAKONE VISITOR'S GUIDE」を発刊しており、外国人観光客に重宝されている。
100カ所で配布されている「MiSMO HAKONE VISITOR’S GUIDE 」(A4判 32頁 フルカラー)
訪日外国人客数が前年比37.0パーセント増(2014年10月・日本政府観光局)と過去最高の数字を上げている中、空港や都心からのアクセスが良い小田原・箱根を訪れる外国人の数も増え続けている。
同誌編集部の相原佳代子さんは「豊かな自然と温泉に恵まれている箱根は、多くの外国人でにぎわっている。今まで箱根の情報に特化した英語版情報誌は無かったので、箱根に初めて訪れる人にも役に立つ、アクセスや参拝の仕方、温泉の入浴方法など、『あったらいいな』という要素を集めて編集した。大変喜ばれている」と話す。
同誌を片手に小田原城や芦ノ湖を観光する外国人観光客の姿が見られるようになり、特に英語表記されているマップは分かりやすく、ガイドブック「ロンリープラネット(LONELY PLANET)」と併せ持つ人も多いという。
同社は多くのエリアフリーマガジンを編集しており、小田原・箱根地域の情報を多く持ち体系化している。外国人に分かりやすい英訳も評価され、今後の発行に期待する声もある。
発行は年2回(5月・11月)を予定し、発行部数は6万部。現在、成田空港駅、羽田空港案内所、東京・新宿・横浜駅、都内や横浜市内のホテル、箱根町観光案内所、箱根ロープウェイ「大涌谷」「早雲山」駅、箱根観光船「桃源台」「箱根町」のりば、箱根のホテル、旅館、主な観光施設など100カ所以上で配布されている。