小田原市は8月6日、NPO法人「アール・ド・ヴィーヴル」(小田原市栄町)と連携して障がいのある人とない人とが共にダンスを創る「スクランブル・ダンスプロジェクト」を開催する。
互いに「人らしさ」を認めあいながらダンスを楽しむ同プロジェクト。舞踏家の大野慶人さんを講師に迎え、障がいのある方にアート活動の場を提供している同NPO協力の下、ダンスの作品づくりを体験する公開ワークショップとなる。
「舞踏」は、体で心の内面を表現する日本で生まれた身体表現芸術といわれ、海外では「BUTOH」として知られ高い評価を受けている。ワークショップでは、大野さんと一緒に体全体を使って表現し作品作りを行う。
同市文化政策課の砂川哲朗さんは「障がい者と健常者と呼んだ時点で両者には距離が感じられる。ダンスや舞踊を通じて、人と人とが触れ合っていく中で、お互いを優しく見て、理解し、尊重し合うきっかけを作れたら良いと思う。いつかその距離が社会の中で感じなくなることを信じていきたい」と話す。
開催時間は14時~15時30分。会場は三の丸小学校・アリーナ。参加費は100円(保険料)。対象は小学3年生以上。定員は30人。申し込みはメール(info@artdevivre-odawara.jp)で受け付ける。