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小田原・片浦で「太陽エネルギーで星空上映会」 昭和の暮らし道具展も開催

星空上映会(前回の様子)

星空上映会(前回の様子)

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 「片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト」は9月30日、太陽エネルギーを100%使って「第4回太陽エネルギーで星空上映会」を旧片浦中学校体育館(小田原市根府川41)で開催する。

片浦の記憶に残るソウルフード「なべやき」作りも

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 2010年に閉校した旧片浦中学校を活動の拠点にして、「食とエネルギーの地産地消」について学び実践してきた同プロジェクト。市民の手で自然エネルギー設備を製作して校内で活用。併せて、校庭を耕して循環型の体験農園作りの活動を継続して行い、片浦地域から発信する持続可能なライフスタイル作りに挑戦している。

 4回目を迎える今回は地域の高齢者や幼児などが参加しやすくし、雨への対応も考えて体育館を会場にして昼の時間帯に開く。

 プログラムは、昨年好評だった根府川地域で農業を営む西山さんが大切に使ってきた暮らしにまつわるさまざまな道具を展示する「昭和の暮らし道具展」(12時~17時)。今回は、海に関するものや石に関するものを展示公開する。

 メインイベントの「かたうら星空上映会」(14時~)は、片浦地域のミカン畑に作られた石垣にスポットを当て、米神地区や石橋地区の昔の様子を描いた「片浦見聞録」や、ブリ漁が盛んだった60年前にタイムスリップできる「昭和30年代の小田原・ぶりの定置網漁」を、定置網漁の専門家である石戸谷博範さんの解説付きで上映する。

 上映に引き続き、片浦地域の根府川地区に昔から伝わる不思議な話を、片浦小学校図書ボランティアのスタッフが制作した紙芝居をスクリーンに上映する「片浦むかし話」を行う。

 当日、片浦の記憶に残るソウルフード「なべやき」の振る舞いも予定。「片浦食エネプロジェクトRe-農地隊」が片浦で栽培した小麦と江之浦の海水から作った塩で「なべやき」の復刻にチャレンジする。

 同プロジェクトを推進する帰山寧子さんは「自然エネルギーと地域を見つめてきた活動の一つで、毎回多くの方に参加いただく。地域の昔を知ることができる作品を上映する。ぜひ参加していただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は12時~17時。参加無料。

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