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小田原の店舗で「インスタ映え」対応装飾 多くの人への拡散を期待

マツシタ靴店の店頭に陳列された「ギョサン」

マツシタ靴店の店頭に陳列された「ギョサン」

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 小田原箱根地域でインスタ映えするスポットで撮影し情報を発信する姿が多く見られる中、小田原市内の店舗で写真共有アプリ「インスタグラム」を積極的に活用し集客活動に利用する動きが加速している。

「お化け提灯」

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 今年の7月22日、小田原銀座商店会の店舗に「お化け提灯(ちょうちん)」が装飾され話題となりにぎわいを見せた。銀座商店会が行っている「小田原提灯(ちょうちん)コワかわ!お化けツアー in銀座商店会周辺」の一環で、東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程の池村明生教授ゼミの学生がお化けの製作を担当し好評を博した。

 店頭に装飾されたお化け提灯は、商店街を訪れた人々にインパクトを与え、写真を撮る姿が多く見られ「インスタ映え」でのスポットとなった。「コワかわ銀座スタンプラリー&クイズ」も行われ、商店への回遊性が高まるなどの結果となった。「商店である以上、店頭でのアピールはとても大切」、「店のにぎわいを創造する原点は店。そのことを教えてくれた」などの意見が上がっていた。

 「マツシタ靴店」もこの企画に参加。店頭に「お化け提灯」を装飾した。同店の松下善彦さんは「この企画に参加してひとつのことを学ぶことができた」と話す。松下さんによれば、店頭がインスタ映えすることで写真や情報、コメントが拡散し、結果として店を多くの人に知ってもらうことにつながったという。「店頭の装飾やディスプレイは宣伝媒体そのものなのだと思うようになった」と話す。

 同店で販売している「ギョサン」の知名度は高く、小田原の新しい名物になりつつある。松下さんは店頭の商品什器を華やかさ、目立ちやすさなどを重視した装飾と商品陳列を行ったところ、撮影をする人々が増え、インスタグラムでの発信が多くなった。写真と共に発信されたコメントも「小田原でNICEなサンダルみっけ♪」「小田原名物『ギョサン』。カラフルすぎて選ぶの楽しい」などがあり多くの人に読まれているという。

 松下さんは「同様の考えを持つ店主も多いので、相互に情報を共有して効率の良い店頭ディスプレイを行っていきたい」と話す。

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