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小田原の菓子店シトロンが「シュトーレン」 本場ウィーンで修業

オーストリアでは薄く切って味わいながらクリスマスを迎えるシュトーレン

オーストリアでは薄く切って味わいながらクリスマスを迎えるシュトーレン

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 小田原の「ナチュラル菓子工房citron(シトロン)」(小田原市小八幡、TEL 0465-43-2364)で現在、クリスマス前のアドベント期間(待降節または降臨節)に食べる「シュトーレン」を販売している。

ナチュラル菓子工房citron(シトロン)の「シュトーレン」

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 オーナーパティシエの大和田芳実さんは昨年、技術をマスターするためオーストリアの首都ウィーンに滞在。本場の菓子職人のミヒャエルシェフから、レシピの伝授と技の手ほどきを受けた。大和田さんは「修業のつもりで自分をより磨くことを目指した。とても新鮮で多くのことを学んだ」という。

 学んだ一つが「シュトーレン」。ちょうどクリスマス前の期間だったので、ウィーンの人々がアドベント期間にシュトーレンを薄く切って食べながらクリスマスを楽しみにする姿を体験したという。

 今回発売したシュトーレンは、本場のレシピを受け継ぎながらも食べやすくして、ウィーンのクリスマスの味も楽しめるように工夫。中に入れるフルーツは南大東島のラム酒漬けと、米焼酎漬けをブレンドして使用。フルーツと相性のいい胡桃(くるみ)も配合している。

 大和田さんは「マジパンはシチリア固有品種・トゥオノ種のホールアーモンドから作っている自家製。とてもおいしく仕上がった。ぜひ味わっていただければ」と呼び掛ける。

 価格は1本(約15センチ・300グラム)1,600円。営業時間は10時~16時30分。

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