小田原市の小八幡・親機橋地域で箱根駅伝に参加する全ての大学チームを応援し、多くの人に知られている団体「箱根駅伝を応援するこやわた会」が15年の歴史に幕をとじる。
特定の大学を応援するのではなく、全出場校全ての「のぼり」を掲示し、箱根路を激走する全ての選手を応援し続けてきた「こやわた会」。特定の参加校ファンというよりは箱根駅伝そのもののファンで、その応援に対する考え方や姿勢が駅伝ファンに知られて人気が高い。
往路・復路の応援以外にも、出場校から協賛されたグッズや地元企業の商品が当たる抽選会や地元太鼓保存会の演奏、もちつき、甘酒などの振る舞いなど様々な取り組みを行なってきた。毎年、小八幡地区や近郊から多くの人が応援に駆けつけている。
数年前から応援活動の終了が検討されてきた。理由はメンバーの高齢化。全ての出場校と全選手の応援や準備などが負担になって来ていた。「こやわた会」事務局の高田さんは「最後だけど、いつもどおり箱根駅伝を応援し、選手たちには気持ちよく小田原を走ってもらいたい。併せて観客の皆さんも楽しんでもらいたい」と話す。