子どもから大人まで走ることで人との交流を深め楽しさを知ることを目的にした「開成水辺スポーツ公園 明神クロスカントリーCUP」が開成町水辺スポーツ公園特設コースで開催された。
開催日の1月5日は天候に恵まれ「クロカン日和」。今回で3回目を迎え、地域ではクロスカントリー競技の面白さを感じる人も増加。小学校1年生の部から一般の部までと幅広い世代が参加できる運営が特徴で、会場は多くのファミリーでにぎわいを見せた。
箱根駅伝やニューイヤー駅伝の興奮冷めやらぬこの時期、各ランナーは楽しみながら自己記録へ挑戦していた。総合型地域スポーツクラブを目指すイベントらしく、ラン以外にもストラックアウトなどの体験コーナーもあり子どもから大人までが楽しんでいた。
出場者の中には、第89回日本選手権(2005年)5000メートルで優勝経験もある瀬戸智弘さんの姿も。開会式であいさつした瀬戸さんは「クロスカントリーはタイムより順位がものを言う競技。一つでも上の順位を目指して頑張ってほしい」とランナーを激励した。
地域で実力派ランナーとして注目されている三宅翔太さんは、一般の部5キロで優勝。「第1回のクロスカントリーに参加して以来2度目の参加。コースは細かいアップダウンがあり芝生も柔らかくキツかったが、思いきった走りができた。来年も3キロと5キロの2種目にエントリーして、2種目とも優勝できるように頑張りたい」と意欲を見せた。