86歳のおばあちゃんが手編みする「靴下」から始まったブランドが、まあるい座布団を作る新たなおばあちゃんとの出会いがあり、「座布団」と「靴下」の手編み商品を取り扱うことになった。
これに伴いブランド名も「Nanny(ナニー)おばあちゃんの手編みの靴下」から「Nannyおばあちゃんの編み物」に変更。ていねいに手編みした作り手のおばあちゃんのあたたかな心が感じられる商品の提供を行う。「Nanny」とは英語で「おばあちゃん」という意味。
ブランドをプロデュースする おおくまあつみさん は、米国ネバタ州立大学の認定ピラティスマットインストラクターの資格を持ち「茅ヶ崎ピラティスクラブ」を主宰。体が持つ本来の力、自然治癒の力を最大限に発揮して体のバランスを調えるトレーニングプログラムは高い評価を得ている。
おおくまさんが手編みの魅力にとりつかれたのは、86歳のおばあちゃんが手編みした「靴下」を見てから。「『わあ!なにこれ。すごい、何でこんなに優しくてあったかいんだろう』と、ものすごく感激。心までも元気にしてしまう色合い、不思議な力さえ与えてくれる肌触りや感触には感動までした」と、靴下に巡り会ったときの驚きを話す。
販売面は、湘南で上質なビンテージデニムを取り扱う「touch is love JEANS(タッチイズラブジーンズ)」の工藤琢(おさむ)さんと、小田原地域などでこだわりのジーンズの販売やリペアをキャンピングカーで行っている「Denimman(デニムマン)」の新倉健一郎さんが協力した。
おおくまさんは「あの巡り会いでブランドを立ち上げ、多くの人に温かで元気と勇気まで与えてくれる靴下を取り扱うことができた。一つ一つ手編みする靴下は、限りなく一品もので多くの人に喜ばれている。受験勉強中の女子学生から『この靴下を履くと、大丈夫。おばあちゃんが付いているからといわれているよう。何よりも心強い』とのメッセージをもらったときには本当にうれしかった」と話す。
そしてもう一つの出会いがおおくまさんを待っていた。新たな出会いもおばあちゃん。手編みで「まあるい座布団」を作っている。おおくまさんは「座布団が『座りなさい』『いいんですよ』『くつろぎなさい』と優しく呼び掛けてくれる。そんな座布団」と話す。こちらも好評だという。
靴下や座布団を購入した方から「自分のばあちゃんはもういないし、編んでるばあちゃんにも会ったことないけど、履くたびに気持ちがほっこりほかほか。靴下がかわいいって思うの始めて」、「去年頂いた。履いていると大丈夫、大丈夫って言われているような気がする。もっと自分に優しくならなくちゃと、この靴下に気付かせてもらった。ただの靴下なのに、ただの靴下じゃない」、「おつかれさん。座りなさい。と言葉をかけてくれる座布団」、「初体験の座布団は、とても温かく優しい肌触り」などの声が上がる。
おおくまさんは、「おばあちゃんの生き方、考え方、優しさ、数多く体験し学んだこと、助言、激励などが商品から感じられる。おばあちゃんてすごい」と話す。
価格や色合いの種類などはホームページで確認できる。