箱根に8の旅館とホテルを経営する一の湯グループは、東京都職員共済組合の施設を運営受託して「箱根路 開雲」(箱根町湯本、TEL 0460-85-6678)を9月1日に開業した。
1630(寛永7)年創業の老舗温泉旅館「一の湯本館」など、塔ノ沢、箱根湯本、仙石原、芦ノ湖エリアなどで事業を展開する一の湯グループ。温泉旅館のチェーン化による経営や、保養・研修食堂施設の運営受託など幅広い事業形態で「宿泊の常識を変え、宿泊によって日常生活の豊かさを提案する」ことを目指している。
「箱根路 開雲」は、箱根湯本駅から徒歩約8分と近く、須雲川沿いの景観も楽しめる全36室の旅館。今回オープンしたのはリニューアルが完了した17室。全館での営業開始は12月を予定し、温泉貸し切り専用風呂(有料予約制)も同時オープンする。
開業当日は、再開を待ち望んでいたリピーターなどでにぎわいを見せた。リニューアルで好評なのは、食事会場「箱根」への入り口アプローチ。スロープが新設され「利用しやすい」と好評。和洋室の畳のさわやかな香りも好感が持たれた。バリアフリールームも用意する。
東京都職員共済組合組合員と一般利用者に向けた宿泊プランを用意。料金や部屋タイプなどはインターネットで確認できる。